南アフリカ・ランドと金価格の影響!FX通貨としてはどうなの?

南アフリカ共和国で使用されている通貨は「南アフリカランド(ZAR)」。

あまり聞きなれない通貨かもしれません。FX通貨として取り扱われているのには理由があります。

ここでは、南アフリカランドの特徴を見ていきましょう。

1.南アフリカランドは資源国の通貨

ゴールド

南アフリカ共和国は、非常に多くの鉱物資源を産出する国です。鉱物資源がこの国の経済を支えているといっても過言ではありません。

世界一の生産量を誇る金もここ数年は産出量が減少し、金と南アフリカランドの連動性は低くなってきているといわれています。しかし、依然、南アフリカランドと金相場は密接な関係あり、金の価値が上がれば南アフリカランドも買われる傾向にあるといえるでしょう。

南アフリカ共和国といえば金やダイヤモンドが有名ですが、そのほかにも鉄鉱石、マンガン、クロム、白金なども産出しています。ここ最近では、中国やインドなど新興国でこうした鉱物資源の需要が増加し、南アフリカランドの価値を高めているのです。

2.金利が高い

南アフリカランドの特徴の1つに、金利が高いということがあげられます。7~8年ぐらい前までの南アフリカ準備銀行の政策金利は、なんと10%を超えていました。

現在はリーマンショックなどの影響による経済悪化を受け、政策金利が少しずつ下げられて5~6%程度。それでも、他の国と比べると圧倒的に高金利です。

金利が高いということは、それだけスワップポイントを得ることができます。そのため、FXで南アフリカランドの取引する投資家では、スワップポイントを狙った中長期的な運用をする投資家も少なくありません。

3.高い成長率が期待できる

南アフリカは新興国の中でも成長率が高い国です。2010年にはサッカーのワールドカップが行われたり、格付け会社からも国債の格上げおこなわれたりと、これからまだまだ成長する可能性を秘めています。

経済成長すれば、それだけ投資家からお金が集まるため、南アフリカランドの価値も高くなるでしょう。

4.為替の変動が激しい通貨

チャート

これは新興国の通貨すべてに当てはまることですが、南アフリカランドは為替の変動が激しい通貨です。これは、新興国の通貨は他のメジャーな通貨に比べ、流動性が悪い、つまり調達コストがより多くかかってしまうため。南アフリカランドはいったん価値が下がると一気に暴落というリスキーな通貨なのです。

過去には、1日で10%も下落したことがあります。5年程度の長期で見た場合も、60パーセントの下落率を記録しました。

スワップポイントを狙って中長期で保有した場合、暴落するとそれまでの利益がなくなるという可能性もあるので注意が必要でしょう。

5.インフラ面の課題

南アフリカ共和国は、インフラがまだまだ未整備のところが多く、特に電力の供給能力が低下しているといわれています。

2014年には大雨で燃料の貯蔵施設が水につかり、15日間の計画停電も起きました。電力の供給能力は国の経済活動に直結します。今後、大きな電力不足が生じた場合は国自体の信頼性が揺らぎ、南アフリカランドの下落につながる可能性があるでしょう。

まとめ

見てきた通り、南アフリカ共和国は資源に恵まれています。中でも、金は南アフリカランドに影響を与えるため注意が必要です。

また、新興国の中でも成長著しい国のため、今後、南アフリカランドの価値が上がる可能性は十分あります。金利も高いため、スワップポイントを狙のもいいでしょう

しかし、新興国ならではの不安もあります。それは為替変動が大きいこととインフラ面での不安です。南アフリカランドはまだまだマイナーな通貨です。FXで取引を行う場合は、他のメジャーな通貨よりも注意して取引を行うことが必要でしょう。

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